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こうなったら、1周で100%コンプリートを目指してみよう。
というわけで4ページ目突入である。

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Oct.29

残しているミニゲームはまだある。ルカのスフィアブレイクだ。
Story Lv5になると、強力な相手が多数現れる。
発掘で入手したコインをもとに、戦力を充実させてから挑む。

何度か練習して、使うコインを選ぶ。
アーリマン(6・枚数コンボ)、ディフェンダー(4・倍数コンボ)、イーター(3・レアコイン)、ジオパラウド(2・消費4倍)に落ち着いた。
特に倍数コンボは重要だ。「コンボの倍数×コンボの回数×使ったベースコインの枚数」がボーナスになる。
つなげれば1ターンで80枚くらい加算されることもあるほどだ。
枚数コンボと違い、コアナンバーに1が出ても途切れないというだけで相当ありがたい。
なお、インター版以降は使ったベースコインの枚数が計算式に組み込まれたため
エントリーコインだけでコンボしてもボーナスはもらえない。

この戦術で、難易度★4~5の相手に挑む。倍数コンボを使いこなせば勝てる。
通常の範囲で最強は、「すっごいコアスフィア」。30ターンで300枚が課される。
2度目のトライで勝利した。

むしろ要注意は、上級のコアスフィアほど制限時間が短いことだ。
上述のすっごいコアスフィアは30秒で、さらに短い20秒の場合もある。時間切れは即敗北である。
ここまで短いと、じっくりコインを選ぶ時間は無い。
コアナンバーから目標の数を決め、すぐコインを選ぶ。


インター版以降では、さらなる強敵もいる。
クリーチャークリエイトに登場する、ワランがその相手だ。
魔物になってからスフィアブレイクを始めた彼は、ライバルに奪われたコアスフィアを取り返した。
ところがそれには呪いがかかっており、ワランは勝負への渇きが満たされない。
持つ者に災いを呼ぶというのであれば、そのライバルが異界の住人となったのもそのせいか?

ともあれ、ワランを解放するとオーラカの控室に移動する。
*:俺を倒して呪いを解いてくれる強いヤツ、待ってるぜ・・・!

その呪いのコアスフィア、なんと30ターンで500枚が要求される。制限は30秒。
難易度は限界突破の★7だ。
倍数コンボを武器に、頭をフル回転させる他にない。
3度目で勝利した。

すると続いてはトンベリが、さらにはホーントが現れた。
それぞれ25ターンで500枚、30ターンで600枚が勝利条件だ。
順調なら20ターンもかからず勝てるが。

この魔物スフィアブレイカー達に勝利すると、
エンタープライズ(HP限界突破)、インビンシブル(ダメージ限界突破)、ラグナロク(消費MP0)がもらえる。
いずれも貴重品なので、ここで手に入るのは相当ありがたい。
アンラ・マンユ戦で、2個目のラグナロクを投入できたのはこのためだ。


次にこなすのは、チョコ牧場のイベントだ。
ここでの魔物退治を終えた後から、各地でチョコボを捕獲できる。
そのチョコボ達を各地に派遣すると、アイテムを探してきてくれる。
運が良ければリザルトプレートが手に入ることも。
ただし、たまに逃げられるのでそこは注意したい。
逃げるかどうかの判定は、チョコボが帰ってきた後クラスコに話しかけた時行われる。
その直前に必ずセーブしておこう。

また、チョコボには5段階のレベルがある。
どこまで上がるかは才能次第だ。

この遺跡で、新たな洞窟が発見される。
イベントの発生条件は2つ。まずは、レベル1~5のチョコボをそれぞれ3回以上派遣する。
同一個体でも別個体でも、合計が3回ならOKだ。
もうひとつは、レベル5のチョコボ4羽を1軍に揃える。これが大変だ。
きぐるみ士を入手した時点で、まだ1羽しかおらず。

あと3羽、スピラの各地で戦いまくって探すこととなった。
出現率自体も低く(体感では1割くらい)、出てきてもすぐ逃げられることも少なくない。
さらに、前述の通りチョコボのレベル上限は潜在能力で決まる。
レベル5まで上がる個体は、Story Lv4以降でないと出現しないらしい。
早めにチョコ牧場を解放しても、ここで探しに行くこととなろう。

1時間かかって、追加で4羽のチョコボを捕獲。うち3羽がレベル5に上がる。
これは、かなり引きがよかったと見るべきだろう。


条件を満たすと、遺跡の奥に洞窟の入り口が出現。
クラスコ本人に乗り込む気はなさそうだ。他力本願を地で行く元討伐隊員である。

洞窟は結構広く、一方通行も何か所かある。
宝箱には貴重品も多く入っているので、逃さず回収した。
中でも注目はグロウエッグ。装備するだけでAP3倍の効果だ。
まだまだAPは欲しいので、できる限り活用する。

全てを回るまでに、何十回もバトルすることとなろう。
もちろん、きぐるみ士のAPを稼いでいく。
リザルトプレート「お宝さがし」の「ぶんどる」に加え、
「長者のしるし」を装備して使える「まきあげる」も導入だ。
ここで所持金が50万ギルを突破した。

頻繁に出るファントムは、他の魔物をオーバーソウルさせる。
速攻で2回殴って倒すとしよう。

要注意はアルテマウェポン。名前に反してアルテマは使わないが、それでもかなり強い。
たまに使う「インサニティサン」は、全体に2000ダメージ。プロテスもシェルも適用外だ。
ラーニングできるが、HPを補強していない魔銃士では一撃される。
覚えるのは1人ずつにしよう。
メテオも無策では壊滅しかねない威力。これはシェルで防ぐべし。
ユウナのきぐるみ魔法「モグウォール」が便利だ。

一応ボスとしてグローブイーターもいるが、フレアにさえ注意すれば大したことはない。
遺跡の奥、10枚の壁を全て手前側から開けると
最深部にいる、すんごいチョコボとご対面だ。
チョコ牧場に連れ帰ると、スピラを探検してアイテム集めや他のチョコボの支援をしてくれる。

これで、クラスコのエピソードもコンプリート。


あとは、再び異界に乗り込む。
5つのルート全てを踏破すると、リザルトプレート「終末の日」を入手。
フレアとアルテマを使用できるプレートだ。
出番があるかはわからないが、トレーニングも兼ねて取りに行った。

やれるだけのことはやった。
いざ、聖ベベル廟へ――。

34:22 Comp: 94%
ユウナ:Lv63 リュック:Lv64 パイン:Lv66



Nov.02

ベベルの地下にある広大な隠しダンジョン、それが聖ベベル廟だ。
地下100階構成と非常に長く、奥に進むと強敵が出る。
また、エンカウントなしは無効となる。

通常エンカウントで出る魔物は、ほとんどオールスターと言っていい顔ぶれ。
序盤は物語前半に出た種類しかいない。
チョコボイーターやゼロ式機士などボスもいるが、今となってはザコだ。

20層までは、アカギスフィア目当てに攻略済み。
本当に隠しダンジョンと言えるのは、ここから先だ。

21層以降は、Story Lv3クラスの魔物が主体。
ほとんどは楽勝だが、ヒュージゲルとクィーンクァールのコンビなど
地味に面倒な相手もいるので油断はできない。
30層を過ぎると、アイアンサイドやフンババも出る。
後者はファイナルアタックでメテオを使うので、きぐるみ士のモグウォールジャで対応する。

常時きぐるみ士にしてなくでも十分勝てる相手なので、他のドレスでAPを稼ぐ。
ユウナがサイキッカー、リュックがガンナー、パインがバーサーカーだ。
グロウエッグはパインに渡して、APが多く必要な回避カウンターの習得を目指す。
40層までに半分ほど稼ぎ終えた。

その40層では、ボス戦が待つ。黒のエレメンタルだ。
魔力が異常に高く、アルテマを使用する超危険な魔物である。
防御力も物理・魔法ともに高いが、HPは9999しかない。
初手でアルテマが来ないことを願い、防御無視の攻撃で速攻するのみ。
リザルトプレートを、さきがけ効果を持つ「勇者の騎行」にする。

敵の初手はバーサク。リボンで無効。
リュックのリバースショットの後、ユウナがモグビィームで決めた。
狙い通り、1ターンキルだ。


41層からは、メガトンベリが登場。
一部のマップでシンボルエンカウントする。
攻撃力255から放つ包丁の一撃は、平気で3万ダメージをオーバーする破壊力だ。
対抗するなら物理防御255+オートプロテスが欲しい。
これで1発あたり1000弱まで軽減できる。たまにクリティカルするが。

ユウナがクリスタルの小手を2個装備。メガトンベリと当たったらきぐるみ士にドレスアップする。
間に合えば前述の防御が実現でき、なんとか戦える。
あとはモグビィームで攻撃する合間に、少し余裕を持ってエクスポーションで回復して戦う。
まだ運次第ではあるが、勝てなくはない。

それ以前に、バトル自体を回避したい。
道ですれ違う時は、こちらから見て右側(メガトンベリの左手、カンテラを持つ側)からすり抜けるといい。

FF10t-39

この写真は魔物コロシアムで撮影したものだが、
見ての通りオメガウェポンより大きいメガトンベリである。
こんな大物に、暗い回廊で真正面から出くわしたらと思うと恐ろしい。

同様に、エルダードレイクも回避する方向で。
戦うなら物理防御255で挑む。こちらは回避カウンターも有効だ。

通常エンカウントの方は、まだ余裕がある。
47層ではアルテマウェポンに出くわす。モグウォールジャで防御を固めれば、そこまで手強い相手ではない。

50層を過ぎると、サボテンダーの穴にいた巨大化モンスターが出現。
HPと防御力の高いヘビーサレットが面倒。リバースショットあたりで仕留めよう。
ボスだったジャボテンダーも出るが、オーバーソウルしない限り初手ヘイスガしかしないのも同様。
APをたくさんくれるので、稼ぎにぴったりだ。
また、おまもりを2個入手。運を100も上げる。


さて、60層。マイカ総老師が現れたと思ったら、マウントマイマイに変身する。
アンラ・マンユ並みの体力の持ち主だ。
要注意は、たまに使うメガトンプレス。
単体攻撃だが、防御無視でダメージは60000以上。プロテスがあっても、防ぐのは並大抵ではない。
他には通常攻撃と、MP0&毒効果の「ベトベト」のみ。

メガトンプレスを対策するのは難しいので、リレイズでしのぐ手を使う。
アカギ隊エピソードで入手した、リザルトプレート「至高の光」を起用する。
通常攻撃は回避する。運を上げるか、回避カウンターで対応だ。

ということで、リュックとパインはバーサーカーで戦う。
リレイズ役はリュックが担当。ラグナロクで消費MP0をつければ、MPが切れても問題ない。
パインはリザルトプレート「力の追及者」で攻撃力を上げ、「光弾」で攻撃する。
回避カウンターを持っていないユウナは、「希望の光」で運を補強。
ドレスはきぐるみ士を選び、回復の他にモグビィームで攻撃も行う。

これだけやれば、十分に敵の攻撃をしのげる布陣になる。
前述の通り敵HPは高く、さらに物理魔法ともに防御も高く、おまけにオートウォール状態のため相当硬い。
20分ほどかかったが、安定した戦術運びで勝利した。

やはり、失踪したといわれる新エボン党の創設者トレマはここに行ったのか。
1年も前のことだが・・・最初から死人だったとすれば問題なく存在していられるだろう。
強力な魔物を操る技の持ち主だったらしい。
リュック:だったらさ、よけい帰ったほうがよくない?

37:51 Comp: 94%
ユウナ:Lv66 リュック:Lv68 パイン:Lv70



Nov.03

・・・なんて、引き下がるわけにはいかない。
61層以降はさらに難易度が上昇。メガトンベリの出現率が上がる。
フロアを移動したら、トンベリが8体もいる(うち4体がメガ)トンベリハウスの真っただ中に出ることも。
写真を掲載する気にもなれない恐怖空間である。

FF10t-40

こんな小さい親子トンベリもいて、話しかけるとアイテムをくれる。

通常出現では、65層でアースウォームと出くわす。
わいろでラストエリクサーをくれる魔物だ。20万ギルほど渡してみたら5個くれた。

75層まで進むと、今度はオメガウェポンが出現。
実はHPがアルテマウェポンより低いのだが、攻撃はやはり強力なものばかり。
こちらにも、わいろを使ってみた。スリースターズを入手。

他には、物理無効のアエーシュマとバリアブルゲルも出る。
誰か魔銃士にドレスアップして、ジェノサイドを使えばすぐだ。


なんとか80層まで進行した。

FF10t-41

目の前にはユウナレスカとゼイオン。
ここで戦うのはユウナレスカの方だ。チャクに変身する。

最初に言っておくと、FF10-2屈指の強敵といわれる実力者だ。
通常攻撃からして、物理防御の低いドレスでは9999ダメージに達する。
たまに使う「石化の眼」は、耐性も無視する。
そして全体攻撃「震天」。まともに受ければ16000ダメージに及ぶ、とんでもない攻撃だ。

まともに戦って勝つのは難しい。というより戦法が思いつかない。
付け入る隙があるとすれば、「石化の眼」はこっちが1人だと使ってこない点だ。
通常攻撃は回避カウンターで対応できるので、あとは「震天」をリレイズでしのげばいい。
幸いにして「震天」の連発は無い。最初以外は6手ごとに使用してくる。

ということで、リュックが一騎打ちを挑む。
リレイズが必要なので、リザルトプレートは「至高の光」で決定。
アクセサリは、ラグナロクが必須。MPを回復する隙など無い。
以上で防御面はなんとかなる。もう1枠はカイザーナックルなど、攻撃面の強化に充てよう。

別の戦術としては、3人でクイックトリガーを使い続けてハメる。
これも試してはみたが、わずかな操作ミスで失敗に直結するので個人的にはおすすめしない。

今回は30分以上もかかったが、なんとか勝利。
再びゼイオンが現れ、聖ベベル廟の奥に去っていく――。


81層から先は、まさに地獄である。
ここまでに現れたボス4種が、普通に出現する。
他の魔物も、今作トップレベルの強敵ばかりだ。

黒のエレメンタル、マウントマイマイ、チャクに出くわしたら即逃げる。
他に、アヤメタケも逃げた方がいい。キノコと見せかけてアルテマを使う超強敵だ。
即逃げするために、ユウナとリュックはシーフでバトルに入る。
2人でとんずらをコマンドすれば、よほどのことが無い限り逃げられる。

しかしボスといっても、アラーネアはザコである。
ただオーバーソウルすると10000ギルたたきつぶす攻撃を使うので、一応注意はしておく。

エルダードレイクも出るが、ここまで来れば勝てる相手だ。
オートプロテスを持ったきぐるみ士なら、なんとか1発は耐えられる。バーサーカーの回避カウンターでもいい。
それで少しは戦線を維持できるので、パインがトンベリ四重斬りを使う。フルブレイクの効果だ。
こうすれば敵を弱体化させ、勝ち筋が見えてくる。
85層から出るインセクトマザーとクリティカルバグも、同様の方法でOK。

トカゲ系の最上位種、ラセルタも登場。割合ダメージのスラッシュクローのみ使用する。
オートプロテスか回避カウンターで防御を固め、回避無視の攻撃で攻めよう。

90層を過ぎると、ついに最後の猛攻が来る。
大型のアラーネアとマウントマイマイを除く、上記の魔物達がコンビを組んで出現。
もはや戦おうとすること自体が自殺行為、さきがけ+とんずらですぐ逃げるのみ。
戦っていいのは、ラセルタ×3とアラーネアだけだ。


100層目――ついに最下層にたどり着いた。
ゼイオンが再び現れ、今度は彼が魔物に変身する。すべてを捨てし者に。
見かけは前作の隠しボス、すべてを超えし者にそっくりだ。

先に言っておくと連戦になるので、今回は行った準備について先に書く。
何を置いてもまず防御が重要だ。物理・魔法ともに可能な限り上げたい。
特に物理は最低でも240が欲しい。
リザルトプレートに「守り抜く勇気の光」を選び、さらにクリスタルの小手を装備する。
きぐるみ士なら、これで物防は255に達する。魔防も190前後と、最低限は確保した。
ダークナイトでも、物理だけなら同程度にはなるだろう。
他のドレスでは、アイアンデュークでも無いと厳しそうだ。

状態異常対策も忘れてはならないが、混乱、着がえたい、ストップとバラバラだ。
リザルトプレートの枠が空けられないので、こちらはリボンに限定される。
しかし2個しか持ってない。少しAPを稼いでパインのみきぐるみ士で習得した。これで3人分になる。

加えて、体力の秘薬を使う準備を。
これ込みでMHPが9999に達するくらい、Lvを上げておきたい。70台後半くらいで届くだろう。

いずれにしても、今の手札では取れる選択肢がほとんど無い。
あとは正面からぶつかるだけだ。


すべてを捨てし者は、5種類の通常攻撃を持つ。
状態異常を防げていれば、警戒すべきは防御無視のものだけだが
1発で4500ダメージとかなり強烈だ。クリティカルすれば9000にもなる。
向きにも注意したい。物理攻撃は後ろから受けるとダメージ2倍だ。

たまに使う「すべての始まり」は、全体に4000ダメージ。
これ以上魔防が低いと受け切るのが厳しいので、やはり魔防190は欲しい。
デスペル効果もあるため、オートで有効なステータス変化以外は使わずにおく。

あとは、回復の合間に光弾と「つっこむ」で攻める。
防御や回避はそれほど高くないので、使いやすい攻撃手段を選ぶといい。

ただし、プロテスもシェルも適用外となる攻撃は使ってはいけない。
それに反応して「すべての戦う者へ」を使用する。
インサニティサンと同じエフェクトの全体魔法だ。その威力は――

全体に99999ダメージである。

もはや理不尽としか言えない技だ。
一応リレイズでしのぐことはできそうだが・・・。


この激戦に勝利すると、新手が現れる。
あれだけ強いすべてを捨てし者を、跡形も無く消滅させたではないか。

現れた老闘士こそ、トレマ。
新エボン党の創設者にして、モンスター訓練場の管理人だ。

彼は真実運動を提唱したが、1年前に集まったスフィアを持ち失踪。
目的はスフィアを、スピラの過去を消すため。
スピラの次代を担う若者の目を未来に向けさせるべく、過去を封印したというわけだ。
果たして、それが未来のために有益となるかどうか・・・おそらく答えはNoだろう。

FF10t-42

もちろん、このままバトルに突入する。
目にも留まらぬ速さで掌底とひざ蹴りを連発してくる。なんて元気なじいさんだ。
ステータスも圧巻。攻撃、物防、魔力、魔防すべて255で回避も128、HPは実に999,999もある。
あれだけ強かった、すべてを超えし者を手なずけられていたのも納得である。

とはいえ、物防255+オートプロテスなら物理攻撃は怖くない。
たまにフレアやグラビデが来るが、この魔防でオートシェルもあればフレアで3000台後半。回復は余裕で間に合う。
トレマ:逃げる時間をやったのにさ
このように、なぜかこちらのボイスを真似してくることがある。こんな隠し芸を持っていたなんて。

さらにメテオを2回、アルテマを1回だけ使用する。
トレマ:はさてかなえくたまえ
メテオはまだしも、アルテマは全体に6000と強力。すぐ回復すべし。

上記のように、防御面は事前準備のおかげで問題ない。
体力の秘薬に加え、スリースターズも使った。
むしろ問題は攻撃の方か。この高いステータスのせいで、有効な攻撃手段は限られる。
ユウナはモグビィーム、パインは光弾で攻める。
後者は回避無視ではないが、無双で命中を上げれば問題なく当たる。
だが、リュックは本当に攻め手が無い。回復に専念するのみ。

30分もの長期戦の末、勝利する。
この強さは、すべてを捨てたから・・・ではない。
ユウナ:強くなりたいとか、変わりたいとか思うけど――
    だからって過去をなくしたら、そんなの私じゃない

それが、ユウナの出した結論というわけか。

これにて、聖ベベル廟をクリア。
所要時間は10h近く。噂通りの長いダンジョンだった。
クリア報酬のアイアンデュークは、「強さとはステータスである」ことを表すアクセサリだ。
HPとMPが2倍、攻撃、物防、魔力、魔防、命中、回避が+100、すばやさ+10、運+50。
誰がどう見てもぶっ壊れである。

43:45 Comp: 96%
ユウナ:Lv78 リュック:Lv80 パイン:Lv81



Nov.10

オリジナル版の範囲では、これにて一通りやり込んだと言えるだろう。

しかしインター版では、さらに上が存在する。
追加されたもうひとつの「柱」ともいえるシステム、クリーチャークリエイトだ。
シンラの魔物研究を手伝うという名目で、スピラの魔物を捕獲して育てる。
バトルメンバーとして戦わせることができるというわけだ。

クリクリで仲間に加えるメンバーは、クリーチャーと総称される。
元アカギ隊トリオやキマリにルールー、ルブランなど、仲間に入れられるサブキャラも含まれる。
対象は全部で184種類らしい。
本編と異なり、こちらは1周目で100%コンプリートは不可能だ。
なぜなら2周目以降限定のクリーチャーがいるからだ。よって今回は目指さない。

ここまで本編はほぼ全てユ・リ・パで戦ってきたが、
クリクリで挑む魔物コロシアムではクリーチャーも参加させた。
全10種類のトーナメントが開催され、勝てば貴重なアイテムが手に入る。


捕獲するクリーチャーの中には、育てて解放するとイベントが起きる種もいる。
例えば、以前触れたワラン。解放後はルカでスフィアブレイクの対戦相手として登場する。

他にはシンラが深く関わる大長編も。
デーヴァ→アエーシュマ→アカ・マナフ→ジャヒー→トゥーム→ドルメン→モニュメント→アルテマウェポン、と
この順を踏んで仲間に加えることとなる。
デーヴァはStory Lv3から、ドルメンはStory Lv5から、
そしてモニュメントは異界の核に入った後で捕獲できる。
本編と並行して、これらの魔物を育てておいた。

あとはトーナメント「召喚獣杯」の開催条件となる、8種の魔物も要チェック。
ホワイトプリン、ヤマイタケ、フレイムドラゴン、アラーネア、
クリティカルバグ、マキナストライク、アジ・ダハーカ、ジャボテンダーが該当する。
前者3体のみStory Lv5まで行かなくても捕獲できる。できれば早めに。


さて、次は10種類のトーナメントを順に見ていこう。


・レギュラーカップ

最初に挑めるトーナメント。ヒュージゲルのいる「森からの警告」にさえ注意すれば楽勝だろう。
初優勝でサイキッカーを、3回目の優勝で「進みゆくもの」を入手できる。


・レギュラーカップハード

Lv30程度で勝てるが、「恐怖の空」ことルフは通常攻撃に石化効果を持つので要警戒。
3回優勝すると、相手チームの顔ぶれが大きく変わる。
この状態で優勝すれば、Lv49以下のクリーチャーは魔物人生ボーナスが得られる。
稼ぎにぴったりなので、対象になる間は存分に活用した。
おかげで優勝回数は16回を数える。


・ラージカップ

これまでより1戦増え、4連戦となる。
相手の顔ぶれは強化後のレギュラーカップハードを下回るので、それほど問題はあるまい。


・ラージカップハード

これも3回優勝で相手が大幅入れ替え。
「トンベリ・ザ・リッパー」ことメガトンベリ、アルテマ使いがコンビを組んだ「あやしい2人」が強豪に挙げられる。
この2チームに勝てないようでは、目標となる6回優勝にはたどり着けない。


・チョコボ杯

チョコボのいるチームのみ参戦が可能。
もちろん捕まえてくることとなるが、ミヘン街道とナギ平原でそれぞれ洞窟を見つけると
そのエリアではチョコボを捕獲できなくなる。
両方のイベントをこなしてしまったら、あとはルカで何十種類もの候補から引き当てるしかない。
まるでガチャのようだ。

相手のチョコボ達も結構手強いが、Lv60ほどで勝てるだろう。


・サボテンダー杯

こちらはサボテンダーのいるチームのみが参戦できる。
最後のサボテンダー探しのミッションを開始した後に捕獲可能だ。こちらは期限が無い。

相変わらず回避が高く、ほとんどが魔法無効なので攻め手を考えなければならない。
魔法以外で、かつ回避無視の攻撃が欲しいところ。手軽なものを挙げるなら、ダークナイトの暗黒がいい。


・召喚獣杯

前述した8体の魔物を全て解放すると開催される。ここではBGMも「召喚獣」だ。
顔ぶれに関しては書くまでもない。
が、ヴァルファーレ、イフリート、イクシオン、バハムートの4体は本編より強化されている。
3回優勝すれば、リザルトプレート「比類なきもの」を入手できる。


・青年同盟武闘会

魔物は一切参加せず、スピラ中の戦士達が集うトーナメント。
初優勝できぐるみ士を入手できる。本編で取り逃した場合の救済措置か。
だが、これだけ猛者揃いの激戦をきぐるみ士無しで勝ち抜けるかどうかは・・・。
BGMは他のトーナメントと同じく「フラッシュオーバー」だが、「青年同盟」の方がとかったのでは?

聖ベベル廟を完全制覇できるほど強ければ、相手が1人なら問題はないだろう。
ほとんどの相手に各種ステータスダウンが通る。
唯一、単独でも注意すべきはヌージ。全体5000ダメージの「散りゆく極光」を何度も使ってくる。
開幕に「むさぼる閃光」とコンボしてくるため、HPが足りないとつらい。

問題は、相手も複数で来る場合があるという点だ。
3戦全て複数人を相手したので、まとめよう。

FF10t-43

1回戦、カモメ団・男組。アニキとダチのコンビだ。
へんてこな動きを繰り返すアニキは、見ているだけでも飽きない。
インター版の時はボイスもあったらしい。

2人とも物理攻撃メインなので、パワーイレイサーやトンベリ四重斬りで攻撃力を下げよう。
そうすれば、警戒すべきはダチが使う至高の魔石のみになる。
常にHP3500はキープしておきたい。

2回戦、元アカギ隊。ヌージ、バラライ、ギップルを同時に相手する。
ヌージ1人だけでも手強いのに、3人がかりとなると激戦は避けられない。
3人とも割合ダメージ技を持つ上、ヌージに至っては覇弾まで使ってくる。
ここまで来ると、アイアンデューク無しでしのぐのは難しい。
先に異界カップを4回制覇して、2個目を入手してくるといい。

決勝戦、元ガード。キマリとルールーを相手に戦う。
2人とも前作から想像できる通りの戦法だ。ルールーはテンプテーションで魔法を使用する。
攻撃力と魔力を下げてから戦えば、苦戦することもない。

やはり一番恐ろしいのはヌージという結論である。

53:15 Comp: 96%
ユウナ:Lv78 リュック:Lv80 パイン:Lv81



Nov.11

魔物コロシアムはまだ続く。
ここからは高難度のトーナメントばかり、本編とは比較にならない。
挑むならじっくり準備したい。


・魔界カップ

アルテマウェポンを解放すると開催され、この時は「魔界の扉」という名称だ。
他のトーナメントと違い、バトルの間に自動で回復されない。BGMも「死闘」となる。

魔界から現れたオメガウェポンを倒すのが、魔界の扉での目的となる。
普段はトーナメントで負けても特にデメリットは無いが、この時に負けると・・・

FF10t-44

飛空艇が爆発してゲームオーバーである。

とはいえオメガウェポンは通常出現する時と同じ強さ。Lv60もあれば十分だろう。
むしろ、途中でトンベリ・ザ・リッパーと当たる方がつらい。
態勢を整える前に、包丁がクリティカルしてユウナが一撃される。あれは危なかった。

イベント時に限り、オメガウェポンはカモメ団以外誰が相手でも必ず勝つ。
例えトンベリ・ザ・リッパーと当たっても。
まともにやったら一撃で終わりそうな気がするのだが。


これに優勝すると、アルテマかオメガのいずれかを手元に残すこととなる。
オメガウェポンを選択し、さらに育てて解放すると新たなイベントが発生。
最高の魔物研究という、シンラの思い付きとは――

FF10t-45

シンラが魔物になることである。
それにしても、このポーズは一体何なんだ?

これにより魔界カップが「最強シンラ君カップ」に変化。
なお、セルシウスのブリッジにいるシンラはダミーに差し替えられたらしい。
魔界の扉でのオメガウェポンと同様、最強シンラ君と当たるのは決勝のみ。
かつそれまでに負けることは無く、勝ち進めば必ず対戦できる。

攻守ともにトレマと並ぶ実力の持ち主。HPは275,000と低めだが、それでも十分多い。
初手で使う「クリオネ」に注意したい。
物防240以上+MHP9999+オートプロテスなら余裕を持って受けきれる。
他に14回連続攻撃の「ファイナルインパクト」があるので、1人で戦うのは避けること。
覇弾に備え、防御力に加えて運も上げたいところだ。

アイアンデュークを持つユウナは、リザルトプレートを「比類なきもの」にした。
ダメージ限界突破、絶対クリティカル、魔法ブースター、オートヘイストの効果を持つ。
これで放つモグビィームは、30000台後半のダメージ。強敵を少しでも早く倒す切り札になった。

リュックとパインは、クリスタルの小手2個で物防255を確保。
さらに「希望の光」で運も上げる。
アクセサリ枠に余裕があれば、「守り抜く勇気の光」にお守りのセットでもいい。


勝利すれば、最強シンラ君を仲間にできる。
育てて解放すると、長く続いてきた連続ストーリーが終わる。
報酬はリザルトプレート「最後の手段」。
「比類なきもの」のオートヘイストが、消費MP0に入れ替わった。
さらに4つのゲートを全て通過すると、隠し英雄の薬が解禁される。
ただこのリザルトプレート、配置が十字になっているので
全部のゲートを通過しようとすると結構面倒だ。


・異界カップ

最後にして最高のトーナメントだ。BGMは「終焉」が使われる。
聖ベベル廟のボスのうち、アラーネアとチャクを除く4種が参戦。
あのトレマもほとんどそのままの強さで、リベンジにやってくる。

さらに、ティーダ、アーロン、シーモアもそれぞれ個人でエントリー。
勝った上で優勝すれば仲間にできる。
ただ彼らが勝ち上がる確率は低く、なかなか狙い通りにならないが。

ティーダとシーモアは、ここまで来れば十分勝てる相手。
問題はアーロン。「流星」でリングアウトを狙ってくる。全員吹っ飛ばされれば負けだ。
ひとつの手段としては、飛ばされないスペシャルドレスで挑むこと。
ステータスダウンが有効なので、この手を使うならリュックが適任だ。
しかし事前のアビリティ習得は必須。HP3倍と反パワー弾、ディフェンスが欲しい。
スペシャルドレスを育てていない場合は、ダメージ限界突破を得て速攻しか無いだろう。

そんな強豪に混ざって、「あやしい2人」もいる。
この段階でも決してザコではないが、勝てなければ話にならない。


報酬も豪華そのもの。ラグナロク、エンタープライズ、属性王に加えて
4回目の優勝でアイアンデュークがもらえる。
5回目以降はこの4つのうち1つをランダムで。

しかし、マウントマイマイやトレマを何度も相手にするのは面倒極まりない。
アイアンデューク持ちには、「比類なきもの」か「最後の手段」でダメージ限界突破もつけて
5桁ダメージを与えられる手段を用意したい。
クリーチャーで挑むにしても、ここまで来るとあり合わせの装備や持ち技では対応できない。
このレベルを目指すなら、しっかりした育成が求められる。


この異界カップで優勝を重ねると、さらなる強豪が現れる。
「外界からの使者」ことマヨル=ヌメルスだ。

FF10t-46

ウヌム、デュオ、トリア、カールトゥムという4つの頭が存在し、それぞれ独自に行動する。
合計HPは実に2,666,664という数値だ。
ただしトレマや最強シンラ君とは異なり、防御力は低め。防御無視の攻撃でなくても通る。

が、攻撃する隙があるのかどうかがあやしい。
4体はそれぞれ、ラディス・コマンド、ベナム・コマンド、フルメン・コマンド、モータス・コマンドという専用技を持つ。
フルメン以外は全て防御無視で、ダメージは5桁に達する。
しかもラディス以外は全体攻撃。
リレイズを回す間も作れそうになく、防御力アップか無敵くらいしか対策が思いつかない。

その前に、カールトゥムの初手覇弾で勝負が決まっている。
全体に6000ダメージだ。命中も高く、アイアンデュークを装備してもかわせない。2個なら回避できるのか?

はっきり言えば、今の戦力では手も足も出ない。
アイアンデュークを6個揃えるまで異界カップで優勝を重ね、さらにクリーチャーを育てまくれば勝てるかもしれない。
しかし時間がかかり過ぎる。今回のところはパスしよう。

56:23 Comp: 96%
ユウナ:Lv81 リュック:Lv83 パイン:Lv85



Nov.13

外界からの使者を除けば、隠しボスの面々にも一通り勝利。
1周目100%コンプリートの旅も、ゴールが見えてきた。

やり込みデータで最終決戦に挑んでも、楽勝なのが目に見えている。
よってここでは、最初に異界の深淵まで来た時のセーブデータで先に進む。
その後でやり込みデータを再びロードし、100%コンプリートでフィニッシュ。この手順で行こう。
以下、最初のデータをデータA、やり込みデータをデータBとする。


ラストダンジョン後半、異界の核。
3か所のセンサーを、仕掛けを解くことで抜ける。
そのまま突破しようとすると、アジ・ダハーカが出現。HP15万の強敵だ。
Lv50で装備も揃っていないデータAでは苦戦必至。バトルを避けた方がいい。
データBなら、ダメージ限界突破したモグビィームとサボテンマシンガンですぐ倒せる。

途中会ったギップルからもらうのは、パインのスフィア。
アカギスフィア3と同じく、最終選抜の前にあたる。
ただし撮影者はパインではなくギップルのようだ。

FF10t-47

あの空飛ぶ船を飛ばしてみたい、パインがカモメ団を選んだ理由のひとつとも言えるだろう。
すぐ先にいるヴェグナガンを止める、それが出航の時だ。


もう少し進めば、ヴェグナガンにたどり着く。
ヌージには作戦がある。バラライからシューインを引き離して再び自分に乗り移らせ、そして自爆する。
死にたがりではなくなったと思ったが・・・船長だから?

が、そのような作戦はユウナが許さない。
ユウナ:だって、2年前の私たちと変わらないから
そう・・・2年前の『シン』との決戦で、仲間だった召喚獣を自らの手で倒すこととなった。
そして戦いの後、ティーダはスピラからいなくなった。
こうするしかないと思ったから・・・なんて、納得できるわけもない。
この結末を、ユウナは2年間ずっとひきずり続けて
変わることが全くできなくなった。

だからこそ、今回は生きて帰ってくる。
必ず全員で、スピラに帰ろう。

それに、勝算はある。
『シン』と違い、ヴェグナガンは人が作った機械。人の手で壊せる。
シューインは、レンから受け取った愛の力で止める。

FF10t-48

言うまでもなくファイナルファンタジーの意味である。
「ここは直球で行く」らしい。


いざ、最終決戦!
5回のバトルを行う。セーブと退却は3戦目の前まで可能だ。
BGMは4曲が使われる。まずは「激突」。

1戦目は、2回だけ使う「ノリ・メ・タンゲレ」に注意すれば大したことはない。
全体に1250ダメージとやや大きめなので、心配ならオートプロテスで防ごう。

2戦目は結構手強い。本体であるヴェグナガンの脚に加え、3つのターレットも独自に行動する。
かなり攻撃ペースが速いので注意したいところ。
特に赤いターレットが使う「ディエス・イレ」は結構な威力だ。
FF13のラスボスも同名の、そして強烈な攻撃を持つ。

このバトルではユウナ(サイキッカー)はアイテムで回復を行い、リュック(ダークナイト)とパイン(サムライ)が攻撃する。
ただ、ここまで来るとハイポーションで回復をまかなうのは少々厳しい。
本編中ゆえ白魔法禁止の制限がある。

ターレットを倒すことはできるが、HP30万の上に防御力もやたら高いので無理することはない。
データBで狙ってみる。
遠距離攻撃しか届かないため、リバースショットと光弾で攻める。
ダメージ限界突破とアイアンデュークがあれば、火力はなんとかなるだろう。
あとは攻撃を集中し過ぎて、ターレットを狙った攻撃が本体に当たらないよう注意したい。
残りHPを確認しながら攻撃だ。


次の3戦目が始まると、セーブできずに連戦となる。
ラストまでの準備をしておこう。
ここも防御面が重要。魔防が120以上欲しい。
あとできれば強力な全体攻撃があると便利。

3戦目に入ると、BGMが「死闘」に変わる。
ヴェグナガンのコアの他、脚にあたるブルワーク2体も出現する。
放置しておくとエネルギーチャージの後、「メメント・モリ」を使用。
暗黒や覇弾で、コアごと攻撃しながらブルワークを倒す。
これならコアはアレイズを優先して使うため、大した攻撃は来ない。


4戦目、ヴェグナガンの頭部まで来た。
ここも角にあたる2体のリダウトが別に現れる。BGMは「破滅」。
リダウト2体を1度倒すまで、本体には攻撃できない。

本体の「アクタ・エスト・ファーブラ」でリダウトが復活するが、ここも同じく倒しながら攻めよう。
時間制限があるが、本体の攻撃頻度を下げれば攻め込むには問題ない。
要注意は、最大で4回だけ使う「ネモ・アンテ・モルテム・ベアトゥス」。
全体に1600ダメージの魔法攻撃だ。月のカーテンで防ぐ。


ヴェグナガンを止めた今こそ、レンから受け取った愛の力を使う時だ。
歌姫にドレスアップして、シューインと話す。
1000年の絶望を終わらせる。

ところが、シューインは違和感に気づく。
シューイン:おまえはレンじゃない・・・!

シューインの絶望が実体化し、ラストバトルの相手となる。
BGMは「シューイン」・・・ではなく、「終焉」だ。
HP23850とかなり低く、ラスボスとしてはそれほど強くはない。
寄り道せずに来た場合を想定してか。
ただし防御力はそれなりに高いため、できれば防御無視の攻撃を使いたい。

外見と同じく、シューインのバトルスタイルもティーダに非常に似ている。
4種類のオーバードライブのコピー技と、通常攻撃を交互に使う。
中でも要注意は、「エース・オブ・ザ・ブリッツ」のコピー技「テラー・オブ・ザナルカンド」。
単体攻撃ではあるが、防御無視でダメージは3000前後。HPの高いドレスでなければ一撃される。
物理攻撃だがプロテスで防げない。
あと「フォースレイン」は唯一の魔法攻撃で、全体に800。これは月のカーテンで半減する。

最後なので、初期ドレスで戦ってみる。
さらに回復手段をアイテムに限ると、結構いいバランスに。
回復しながら、物理攻撃で少しずつ削る。
決め手はユウナのリバースショットだった。

決着をつけた後、幻光体のレンが現れる。
今度こそ2人は異界に旅立っていくのだった。
レン:新しい歌、聞かせてあげる
この台詞をもって、データBのコンプリート率が100%に到達。
「完全制覇」のトロフィーを入手した。

Story Level5 Complete!


帰り道、異界の深淵でバハムートの祈り子が現れる。
ひとつの問いを携えて。

FF10t-49

今のユウナなら、このままでも大丈夫だろう。
だけど、やはり・・・一緒に歩きたい。


2年前と同じく、大観衆が集まるルカのスタジアム。
その中心にいるのは、ヌージ、バラライ、ギップルだ。

いつかは友と一緒に船に――
俺を支えてくれたのは、そんな想いだ
やがて多くの仲間が集い、新しい船が生まれた。それが青年同盟だ


新エボン党という船にも、たくさんの人が乗っていた

ひとりで漂うのが不安だから、まとまって船に乗りたいってやつが大勢いたんだ
まあ、俺もそのひとりだけどさ


ひとりではできないことも、仲間がいればたやすく可能になる

船に乗ることで手に入れた、大きな力だ

でも、力の使い方を間違えて――船と船が争うことになってしまった

すまなかった

忘れていたんだ――僕たちは生まれた時から、一緒に大きな船に乗っていた。スピラという船に

この船の行き先は誰にもわからない、だが確かなのは・・・
どこへ行っても、どうにかなるさ
俺たちは生きてるし、ナギ節はつづく


今回の事件で、俺らは揃ってある人に世話になった
ああ、みんなも知ってるあの人さ!本当はここに呼びたかったんだが――


どこかの空で元気にしている、それが彼女の伝言だ!

FF10t-50

FF10t-51

スピラの未来を作るのは、そこに生きる人々に他ならない。
民衆1人1人が、世界の平和を担う。それが、FF10-2の教訓だ。


スタッフロールの後、2つ目のエンディング。
前作の最後の最後、海の中から水面へ泳ぐティーダの「続き」にあたる。

そこは、ビサイド島。またここに流れ着いたのだ。
砂浜に上がると、どこからともなく赤い飛空艇が飛んでくる。
出てくるのは、もちろんユウナ!

FF10t-52

早速見せつけてくれて。他でやれ?
島へ向けて走り出す。
意外なことに、ユウナがティーダを引っ張っている。
2年前なら、おそらくできなかったこと。
ティーダ:つうかさ、変わったよな
ユウナ:そりゃあ、いろいろありましたから

きっかけは、キミが映ったスフィア――


THE END

2018.11.15 0:27

プレイ時間 29:04
全滅 8回
コンプリート 97%

ユウナ:Lv49 リュック:Lv50 パイン:Lv51


データAではここまで。
しかし、100%コンプリートを達成したデータBでは――さらなるエンディングへ進む。

夕方のザナルカンド遺跡、そこにいるのはティーダとユウナの2人だけ。
今スピラにいるティーダは、ある意味召喚獣に近い存在なのかもしれない。
2年前ならできなかったかもしれないけど、今のユウナならティーダを召喚し続けられる。
変わることとはどういうことか、人は思い出とどう向き合うか、それを知った今ならば。

FF10t-53

FF10t-54


プレイ時間 57:46
全滅 20回
コンプリート 100%


というわけで・・・1周で100%コンプリートの旅は、終点にたどり着いた。

しかし、2つのデータにプレイ時間の差が倍近くある。
最後の3%・・・いや、正確には2.2%はこれほどまでに遠かったということか。


ここまでじっくりプレイしたのは久々だが、
やってみると予想以上に良質なストーリーを味わうことができた。
「世界の平和を守るのは、民衆1人1人である」
「人は過去と、思い出とどう向き合うか」
これらを主軸に、スピラという世界の物語を描いたストーリーは
前作と並び、人生の教訓と評すにふさわしい。

今回は1周で100%コンプリートということで、
アンラ・マンユやトレマといった強敵にも挑んだ。
バトル中にドレスアップができ、複数人同時の行動も可能と
FF9以前とは比較にならないほどリアルタイム要素が強くなったATBだ。
しかしやってみると、意外にも事前の準備が重きを占めるとも言える。
特に、強敵を相手にする時ほど防御が重要。これは今後につながる学びでもあるだろう。


さて・・・物語はラストミッションに続く。
FF10シリーズ最後の旅、ここまで来たら付き合おう。


[Last Mission]


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